イモリというと、黒い体に赤いお腹という地味で少し毒々しい印象を持っている方もいるかもしれません。ですが、実際に飼ってみるとその魅力は想像以上。ゆっくりとした動き、小さな体で一生懸命に陸地を登ったり水中を泳いだりする様子、ちょこんと座っている姿…そのどれもが「かわいい」と話題になっています。特にアカハライモリを中心としたペットイモリたちは、観察していて飽きることがありません。本記事では、イモリのかわいいポイントや行動、飼育環境で見られる癒しの瞬間、さらにはおすすめの種類や撮影のコツまでをご紹介します。
イモリかわいい行動に癒される瞬間
苔の上でくつろぐ姿がたまらない
イモリは陸上でのくつろぎタイムがとてもキュートな生き物です。特に苔や枝の上でゆったりと休んでいる姿は、見る人の心を和ませる魅力があります。ゆっくりと体を伸ばして休むイモリは、まるで小さなトカゲのような愛らしさがあり、その無防備な姿に思わず見入ってしまいます。
こけの上でじっとしているときのイモリは、体の柔らかさがよく分かり、細長い尾や丸い目が特徴的です。光が当たって体がきらきら光る様子も自然の美しさを感じさせ、動きが少ないながらも存在感抜群の可愛さがあります。水辺からちょっと離れた陸地でくつろぐ姿は、まるで独自の世界を楽しんでいるかのような雰囲気があります。
水の中をのそのそと泳ぐ愛らしさ
イモリの水中での動きは、ゆったりとのそのそという表現がぴったりです。速く泳ぐ魚とは違い、落ち着いたスピードで水面や水底を移動する様子は、観察しているだけで癒やされます。泳ぐときの体のくねらせ方や、ヒレを使ってゆっくり進む仕草は実に愛らしいものです。
時折ゆらゆらと揺れるイモリの動きは、自然そのままのリズムを見せてくれます。特に顔の表情や目の動きからも小さな好奇心が感じられ、ぽってりとした体の形が可愛さを引き立てています。水中でのイモリはあまり俊敏ではないため、ゆったりとした動きに心が落ち着き、忙しい日常の中でひと息つくのに最適です。
仲間とじゃれあうユーモラスな動き
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— とも (@ZVa84I5FE389bwB) April 21, 2024
イモリは一匹で過ごすだけでなく、仲間と一緒にじゃれあう姿にも非常にかわいらしい一面があります。体を寄せ合ったり、軽く押し合ったりしながらコミュニケーションをとる様子は、まるで小さな動物たちの社交場のようです。
遊んでいるような動きや追いかけっこを始めることもあり、そのユーモラスな仕草にはつい笑みがこぼれます。イモリ同士のやりとりは微妙な動きや表情の変化が豊かで、観察することで彼らの個性や感情を感じることができます。こうした仲間との交流はイモリのストレス軽減にもつながり、健康な生活には欠かせない大切な時間です。
イモリがかわいく見える飼育環境とは
立体的なレイアウトで動きが豊かに
久々に『水の流れるイモリウム』作ってみました✨イモリ達がよく見えるようシンプルな構成に☘️一ヶ月後の成長が楽しみです😊 pic.twitter.com/AlcZmh1t3L
— ヒロセペット成田空港店 (@hirosepetnarita) March 29, 2025
イモリのかわいらしさを引き出す飼育環境のポイントは、立体的なレイアウト作りです。イモリは水中だけでなく陸地も活動範囲にしているため、上下に広がる空間を用意することで、彼らの自然な動きを観察しやすくなります。流木や岩を積んで陸地と水場を立体的に組み合わせることで、イモリが登ったり降りたり、泳いだりと活発に動き回る姿を楽しめます。
単調で平面な飼育環境よりも、高低差や隠れ場所の多い立体構造はイモリの好奇心を刺激し、ストレスを軽減する効果もあります。これによりイモリ本来ののびのびとした動きや表情が見られ、その自然な姿がいっそうかわいく感じられるでしょう。
苔や流木で自然な雰囲気を演出
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苔や流木をうまく配置することは、イモリ飼育環境に自然な雰囲気をもたらす大切な要素です。苔は陸地の湿度を保ち、イモリの足場にもなります。特にミズゴケやスギゴケなどの種類は、イモリが好む湿度環境をつくりやすく、見た目にもほっとする心地よい緑の彩りを演出します。
流木はその独特な形や質感がイモリの隠れ家や遊び場となり、自然の小川や渓谷のようなリアルな景観を作りだします。イモリが流木の枝に登っている様子は、野生の情景を彷彿とさせ、非常にかわいらしい光景となります。こうした自然素材を活用することで、イモリの仕草がより引き立ち、飼育者の癒しにもつながります。
安心してくつろげる隠れ家を作る
隠れ家もイモリが使うとみんな遊具 pic.twitter.com/lPSVAP9A5h
— するめ☆イモリ生活☆ (@surume400) February 15, 2020
イモリがかわいく見えるためには、安心してくつろげる隠れ家を用意することも重要です。隠れ家はイモリのストレス軽減や健康維持に直結し、活発に動く姿と落ち着いたくつろぎの時間、どちらも観察できる環境をつくります。
隠れ家にはコルク樹皮や石組み、流木の隙間を活用しましょう。これらはイモリが入りやすく、覗き込むとチラリと顔を見せる愛らしい瞬間を捉えやすいスポットになります。隠れ家は密閉された暗い場所ではなく、程よい明るさと風通しのある空間にすることでイモリが安心して過ごせます。
隠れ家が充実しているとイモリは自分のペースで動いたり休んだり、それぞれの個性を見せてくれるため、見ている側も飽きずに観察できるでしょう。
かわいさ爆発!イモリの写真ギャラリー
アカハライモリのくりくりの目元
多分2018年位に作成したこちらのイモリウムからホソバオキナゴケはいなくなりましたが綺麗な苔?で覆い尽くされ何となく仕上がりました!
近々新しい植物を導入する予定なのでお楽しみに😊#アマミシリケンイモリ pic.twitter.com/WwlyybPPqr— AQUA FORTUNE (@AQUAFORTUNE2007) July 26, 2024
アカハライモリの最も魅力的なポイントのひとつは、その大きくてくりくりとした目元です。写真に写ると、その丸い瞳がとても愛らしく、まるでこちらをじっと見つめているかのような表情に心が奪われます。光を反射してキラキラ輝く目は、イモリのチャーミングさを際立たせ、見る人に癒しを与えてくれます。
可愛い顔立ちと対照的に、ハッキリした赤い腹部もアカハライモリの特徴であり、写真映えする絶好の被写体です。多くの愛好家が撮影に夢中になる理由がここにあります。
シリケンイモリの高所アスレチック
シリケンイモリえさやり動画です。#パルダリウム #ビバリウム #テラリウム #アクアリウム #アクアテラリウム #苔 #植物 #イモリ pic.twitter.com/vxky6pm8VS
— AQURU (@aquru_newt_life) October 14, 2018
シリケンイモリは、写真で見るとまるで小さなアスリートのように高い場所へ登ったり、流木の枝を器用に渡ったりする姿が捉えられています。こうした高所での動きはイモリの運動能力の高さを示しており、見る側に驚きと感動をもたらします。
写真の中のシリケンイモリは、その細長い体を活かして狭い隙間を巧みに移動し、ときには動きが速く、元気いっぱいに遊んでいる様子が見受けられます。まるでミニチュアの山登り選手のような姿は、イモリのかわいらしさと逞しさを同時に感じさせてくれます。
ペアで寄り添うシーンにほっこり
去年ヤフオクで購入したシントラ産マダライモリ。ペアっぽい気がします。#マダライモリ#イモリ#有尾類 pic.twitter.com/ZXimIN4agb
— いもやす (@AMSNF720) July 7, 2023
イモリのペアが仲良く寄り添うシーンは、写真を通して見ると心がほっこり温かくなります。並んで寄り添う姿はまるで深い絆を感じさせるように見え、自然界の小さなドラマを垣間見ているかのようです。
特に寒い時期や休憩中のイモリたちが肩を並べて身を寄せ合う姿は、見ているだけで癒されます。こうした日常の一コマを写真に収めることで、イモリのかわいさや優しさが一層際立つことでしょう。
イモリかわいい瞬間を撮るコツ
自然光で透明感のある一枚を狙う
イモリのかわいさを写真に収めるには、まず自然光を活用することが最も効果的です。柔らかい自然光はイモリの肌の透明感や質感を美しく映し出し、自然な色合いを引き出します。特に朝や夕方の斜めからの光は陰影がつきやすく、立体感ある写真を撮るのに適しています。
直射日光は強すぎてイモリが驚いたり、写真が白飛びしてしまうため避けましょう。水槽の近くに窓がある場所や日差しがやわらかい時間帯を選び、イモリの色彩や細部を繊細に捉えてください。
静かなタイミングを狙ってシャッター
イモリは動きがゆっくりで、人の動きや音に敏感なため、静かなタイミングで撮影することが重要です。イモリがリラックスしている瞬間を逃さず、シャッターを切ると、自然体で愛らしい表情や姿を撮影できます。
飼育環境でのイモリの動きをよく観察し、餌やり後や休憩時間など比較的動きが落ち着いているタイミングを狙うとよいでしょう。また、撮影時は音や振動を抑え、急な動きを避けることでイモリの警戒心を和らげることができます。
水滴やガラスの反射を上手に使う
イモリウムの写真撮影では、水槽のガラス面や水滴の反射を上手に活用すると、写真にアクセントが生まれます。水滴が光を反射してキラキラとした効果を生み出し、イモリの周囲に幻想的な雰囲気をプラスします。
反射や映り込みをうまくコントロールするために、撮影前に水槽のガラスをきれいに拭き、撮影角度や光の向きを調整しましょう。偏光フィルターを使用すると不要な反射を抑えられ、イモリの姿をクリアに撮ることも可能です。
これらのテクニックを駆使すれば、イモリのかわいい瞬間をより魅力的に写し出せます。撮影は何度も挑戦することが大切なので、根気よくトライしてみてください。
初心者にもおすすめ!かわいいイモリの種類
アカハライモリ:日本の定番ペット
アカハライモリは日本国内で非常に人気が高く、初心者にも飼いやすい定番のペットとして親しまれています。特徴的な赤い腹部と黒い背中が鮮やかで、とても美しい見た目が魅力です。基本的に丈夫で環境適応力も高いため、初めてイモリを飼う方でも安心して育てられます。
性格は比較的おとなしく、ゆったりとした動きがかわいらしい印象を与えます。陸地と水場を交互に行き来する姿や、餌を食べる際の仕草は多くの飼い主に癒しを届けています。
シリケンイモリ:おっとり性格で愛される
シリケンイモリはそのおっとりとした性格と、体の柔らかな色合いで多くのファンを持つ種類です。湾曲した尾やクリアな肌の質感が美しく、じっと見つめると優しい表情に癒されます。動きはのんびりとしており、慌てることなく水中や陸でゆっくりと過ごす様子がとても愛らしいです。
また、比較的温厚なため複数匹で飼育してもケンカが少なく、初心者が扱いやすい種類としておすすめです。流木や苔の多いナチュラルなレイアウトによく映えるのも特徴です。
マダライモリ:ユニークな模様が魅力
マダライモリは体に特徴的な斑点模様があるため、個性的で目を引く存在です。色彩のコントラストや体の模様の美しさが観賞価値が高く、イモリ好きには人気があります。性格は比較的活発で、動きも軽快に見えるため、見ていて飽きることがありません。
ただし、ややデリケートな面もあるため、飼育環境の水質や温度管理には注意が必要です。初心者でも丁寧に扱えば十分に楽しめる種類で、ユニークな模様を楽しみたい方にぴったりの選択肢です。
まとめ:イモリは見ているだけで癒される存在
イモリはその独特のかわいらしい姿やしぐさで、飼う人々に大きな癒しを与えてくれます。初めての方でも飼いやすい定番のアカハライモリから、おっとり優しいシリケンイモリ、そしてユニークな模様が魅力のマダライモリまで、さまざまな種類があります。
それぞれに異なる魅力があり、飼育の楽しみ方も多彩です。適切な環境を整え、大切に育てることで、イモリのかわいい動きや表情に癒される毎日を過ごしましょう。ぜひあなたの生活にイモリのかわいさを取り入れてみてください。
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