イモリの床材・砂利・ソイルのおすすめ5選 舞い上がりにくさ・掃除のしやすさ・水質安定性から徹底解説

イモリに最もおすすめの底材は赤玉土です。赤玉土には水を浄化する効果があるだけでなく、どうやら殺菌効果があるようです。

私はイモリの幼体に赤玉土を敷いて飼育していますが、ほとんど掃除などメンテナンスしていません。ですが、イモリの幼体は元気です。また、大人のイモリも赤玉土、溶岩砂を使っています。どちらもバクテリアが定着しやすく、水をきれいに保つ効果があります。

イモリの飼育を始めるときに迷うのが「床材選び」。
床材は見た目だけでなく、水質の安定・掃除のしやすさ・イモリの行動のしやすさに直結します。

特にアカハライモリやシリケンイモリなどは底を歩き回る習性が強いため、床材は足への負担が少なく、誤飲のリスクが少ない素材を選ぶことが重要です。

今回紹介するおすすめの床材は次の5つです:

赤玉土
田砂・溶岩砂利
スドー ボトムサンド
アクアソイル(各社)
大磯砂

それぞれの特徴やメリット・注意点を詳しく見ていきましょう。


第1章:田砂

特徴

  • 田んぼに近い自然派の砂で、重さがあるため舞い上がりが少ない。
  • 粒が細かすぎず、イモリが歩いても足を傷つけにくい
  • 水質に影響しにくく、安定した環境を維持できる。

メリット

  • 舞い上がらないので水が濁りにくい
  • 粒感が自然で見た目も美しい
  • イモリが誤って口に入れても排出しやすく、誤飲の危険が低い

注意点

  • 白系の田砂は汚れが目立ちやすい → 定期的な掃除が必須
  • 広めの水槽ではコストがやや高め

✅ 総合的に、初心者でも安心して使える万能床材。イモリウムの自然感を演出したい人におすすめです。


第2章:スドー ボトムサンド

特徴

  • 底層魚やイモリ飼育で人気の専用床材。
  • 比重があり、やや軽めで舞い上がりにくい。
  • 赤茶色の自然な色合いが水景を引き立てる。

メリット

  • 色合いが美しく、和風・自然派のレイアウトに合う
  • 掃除がしやすく、水換え時にゴミが舞いにくい
  • イモリが底を歩きやすい

注意点

  • 粒がやや軽めなので、強い水流を当てると舞い上がる場合あり
  • 粒の色により、フンや食べ残しがやや目立ちやすい

✅ 「見た目の美しさ+扱いやすさ」を両立した床材。特に水槽のデザイン性を重視したい飼育者に向いています。


第3章:アクアソイル(各社)

特徴

  • 水草育成の定番床材で、各社から多種類が販売されています(ADA、GEX、ニッソーなど)。
  • 栄養分が豊富で、微生物が繁殖しやすいため水質浄化力に優れる
  • pHを弱酸性に調整する働きがあり、水草や微生物が活発に育つ環境を作れる。

メリット

  • イモリウム(イモリと水草を一緒に育てるレイアウト水槽)に最適
  • 微生物が活発化し、水質が安定しやすい
  • 見た目が自然で、レイアウト性が高い

注意点

  • 粒が軽いため、イモリが動き回ると舞いやすい
  • 長期使用すると粒が崩れ、泥状になることがある → 定期的な入れ替えが必要
  • pHを下げる作用があるため、地域の水質によっては不向き

✅ 本格的に「イモリ+水草」の自然派レイアウトを作りたい人には一押し。
ただし、メンテナンス頻度を上げられる中級者〜上級者向けの床材です。


第4章:大磯砂

特徴

  • 昔からアクアリウムで使われてきた定番の砂利。
  • 硬質で崩れにくく、長期間使用しても劣化しにくい
  • 水質に大きな影響を与えないため、安定した環境維持に向いている。

メリット

  • 微生物の住みかになりやすく、生物ろ過を助ける
  • 耐久性が高く、コストパフォーマンスに優れる
  • 黒っぽい色合いが多く、イモリの赤いお腹が映える

注意点

  • 粒がやや大きいため、イモリが小さい場合は誤飲のリスクがある
  • 表面がややザラつくため、敏感な個体では皮膚を傷つける可能性がある
  • 掃除のときにゴミが砂利の隙間に入り込みやすい

✅ 総合バランスに優れ、コスパ重視の飼育者におすすめ
「自然派レイアウトをしたいけどソイルは不安」という人にも向いています。


第5章:赤玉土

特徴

  • 園芸用の土としても有名な赤玉土は、通気性・保水性が高い自然素材。
  • アクアテラリウムやイモリウムで「陸地部分の床材」としてよく使われます。
  • 粒の大きさにバリエーションがあり、用途に応じて選べるのも強み。

メリット

  • 保湿力が高く、湿度を保つ必要がある陸地部分に最適
  • 微生物やバクテリアが繁殖しやすく、水質浄化にも貢献
  • 崩れても自然な見た目になり、レイアウト性が高い

注意点

  • 長期使用すると粒が崩れやすく、泥状になって掃除が大変になる
  • 水中部分の床材としては不向き(舞い上がりやすいため)
  • 使用するなら「陸地や湿地部分の床材」として限定的に使うのがベスト

✅ 陸地や半陸半水レイアウトを目指す人には、非常に使いやすい床材です。


床材の選び方まとめ

ここまで紹介したおすすめ床材を整理すると次のようになります。

  1. 田砂:初心者向け。舞い上がらず誤飲の心配も少ない万能床材
  2. スドー ボトムサンド:赤茶色で見た目が美しい。掃除も簡単
  3. アクアソイル:水草レイアウト重視の中〜上級者向け。水質改善力が高い
  4. 大磯砂:コスパ・耐久性重視派におすすめ。黒系でイモリの赤が映える
  5. 赤玉土:陸地部分に最適。湿度管理や自然感を演出したい人向け

結論

イモリの床材選びは、水槽スタイル・掃除のしやすさ・見た目の好みで決めるのが正解です。

  • 水中飼育中心なら → 田砂やボトムサンド
  • 自然派レイアウトや水草重視なら → アクアソイル
  • コスパ・安定性重視なら → 大磯砂
  • 陸地併用のイモリウムなら → 赤玉土

👉 どの床材も「絶対的な正解」はなく、飼育者のスタイル次第で選び方が変わります。
大切なのは、イモリにとって歩きやすく、水質が安定する環境を整えることです。

 

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